Sony Readerの歴史
Sony Readerは2011年2月時点での世間の評価は
「ハードは優秀だがソフトウェア・コンテンツ整備面が不評。所有者は自炊など運用でカバーするべき」
というような意見が多いように思う。「発売したばかりのE Ink端末なのだから、今後に期待する」という意見もある。kindle、ipadの影響で「電子書籍元年」などと言われ電子書籍に対しての業界全体での期待は高いのだが、ここでsonyの過去の実績を振り返ってみると
LIBRIe - Wikipedia
Sony LIBRIé EBR-1000EP - Wikipedia, the free encyclopedia
ソニー・リーダー - Wikipedia
Sony Reader - Wikipedia, the free encyclopedia
- 2004年4月 LIBRIe(E Ink電子書籍端末)発売。コンテンツマーケットはレンタル本のみ。
- 2006年9月 姉妹機Sony Reader発売。
- 2008年 Sony Readerヨーロッパでも発売開始。
- 2010年12月 Sony Reader日本で発売
となっている。
Sony Reader出荷から既に4年以上が経過しており欧米圏での実績は十分である。
コンテンツストアについては、米国のそれは所有者のローカル図書館と連携するなど、それなりらしいが日本国内のものは評価が低い。歴史(6年以上)的に今後も期待できない。
ソフトウェアについては、おそらく北米仕様を日本向けにローカライズしたのみなのではないか。北米版と共通の基本仕様については実績(4年以上)を考慮すると大幅なブラッシュアップは期待できない。
「テキストの縦書き表示も不可能」という仕様からして日本国内モデル向けのカスタマイズの充実も期待できない。
以上からして、Sony Readerユーザーの中には「初物なので今後に期待する」という人もいるが、
今出来ることを考えたほうが良いように思う。自炊とか。