ドキュメント

「XXからXX情報を取得し、ループ処理でコード値1を設定」というようなロジックの記述に集中したドキュメントにはほとんど意味がない。メンテナが読めないもの。
「顧客レコードのリスト。会員コード:1(ゴールド会員)」というような
データ構造を記述したドキュメントが必要。
それに、処理詳細の前に処理目的が書いていないとね。
「支払遅延客のみリストアップするための処理」とか。
しかし、いきなり「XXにコード値5を設定」という記述を行うドキュメントは腐るほどある。コード値5ってなに?

今のプロジェクトだとER図と項目定義書はあるんだけど、実際にどの項目をキーにして検索するとこういったデータが帰ってくるよ、というドキュメントが全くない。
教科書に載っている例だとER図だけで理解できそうなんだけど、リレーションの項目が複数あって、このAをキーにした場合はAデータがN個、AとBとCとDをキーにした検索はXデータが1個返却される、というような仕様はダメSEの頭の中だけ、という状態なので教科書どおりにはいかない。

こうした状況は今までウンザリするほど経験してきた。
さらに悪いことに、オレ人の話真面目に聞けない人だから、アンドキュメンテッドな事柄を口頭で説明されても理解できないんだよね。その点については人より能力が低いかもしれない。オレの言い分としては文書化しろ、なんだけど。
自分のスキルUPと実益のために、データ中心アプローチ(DOA)な本とか買って本格的に勉強して、どこをドキュメント化する必要があるのかを把握した方がよさそうだ。